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真夏の決戦! 前田真三賞

また、久しぶりの投稿になってしまいました。こんなブログでも楽しみにしてくださっている皆様、ゴメンナサイ。
でも、これからも“ある時払いの催促なし”でお願いします。って、なんじゃそりゃ?

さて、近頃旬の話題と言えばアレですね。ワールドカップ? 参院選? そんなのもうとっくに終わってるし。
そうではなくて、写真界で“真夏の決戦”と言えば「前田真三賞」しかないじゃないですか! 編集部的にはそうなんです!
例年、6月末締切で、8月20日に発売されている9-10月号には結果が発表されていますので、審査がいつ頃行われているのかは、だいたい想像できるでしょ?

現時点で審査がいつ行われるか、あるいはもう行われたのかは明かせませんが、事前のデータをちょっとだけ公開すると、今年の本選には昨年行われたクオリファイ(予選)通過者80名から72名がエントリーしています。
つまり、72人×30点=2,160点の作品が応募されたことになるわけですが、それらの作品を私を含めた四人の審査員(竹内敏信さん、前田 晃さん、今森光彦さんと不肖石川)が延べ三日を費やして審査することになっています。

私は主催する側の責任者として、応募の不備や違反がないかをチェックするために事前に全作品に目を通していますが、その時の印象では、全体的に作品の粒が揃っていて、今年は非常に厳しい戦いになりそうです。
毎回こんなことを言っているようですが、二年制の選考方式を導入してから、それまでに増して応募作の平均的な水準が底上げしてきていることは事実で、二年制になって二度目の本選となる今回は、さらにその傾向が顕著になっていると思います。

事前チェックとは言え、私も審査に関わる一人ですから、やはり作品の内容にも目がいってしまいます。
ちょっとだけ印象を述べると、レベルが拮抗している作品が多いだけに、構成のちょっとした部分が非常に重要になってくるような気がしました。
例えば、絵柄の重複についてはこれまでにも選評等でしばしば述べられていますが、今回はさらに一段高度になって、作品の見た目だけではなく、内容や構成の中における位置づけの重複なども問われることになりそうです。

と言ってもなんのことかよくわかりませんよね?
具体例を挙げて説明できないところが辛いのですが、例えば、ある時間帯や季節の移行を表現するのに枚数をかけすぎると、その部分が冗長に感じられてしまうことがあるのです。
写真は、一枚の中で時間の推移や状況の変化、すなわちストーリーを感じさせることができます。一、二枚で象徴的に語ることができるストーリーに、さらに枚数をかけて説明すると、それぞれ絵柄は違っていても、構成の中における意味、位置づけが重なって、冗長な印象になることが多いのです。
はたして“たったの30枚”しかない中で、そのシーンを3枚も4枚も使って語ることが効果を上げるのか。それよりも30枚をもっと豊かで見応えのあるものにする組み方はないのか。
そういうところで、もう少し工夫の余地がある作品が散見されたように思います。

まだまだ言いたいことはあるのですが、それはまた発表後に、気が向いたら書いてみようと思います。

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by fukei-kaoru | 2010-07-15 12:33 | 仕事


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