カテゴリ:人・写真家( 45 )

【訂正】NOT THE ONLY ONE

『風景写真』で時々人物撮影などをお願いしているフォトグラファーの疋田千里さんが、写真展を開催しているということで、昨日のぞいてきました。

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会場は、東京・三宿のSwitch
「聞き慣れないギャラリーだな〜」と思った人がいたら、それもそのはず。この会場はヘアサロン&カフェが本業で、写真展を行うのは疋田さんが初めてなのです。いつもここで髪を切っている疋田さんがお店の雰囲気にひかれて、ぜひにと頼み込んで実現したもの。
こうした会場選び&交渉だけではなく、この写真展、ほとんどすべてが疋田さんの「こだわり&体当たり」でできていると言っても過言ではありません。
例えば、展示の中核を成す壁の一面(写真左側)は、疋田さんの友人・知人が額に装飾を施した作品群が並んでいます。装飾を手伝った人たちは、額装の専門家というわけではなく、疋田さんの学生時代からの友人や、仕事で親しくなった人、姪っ子さんに、中には富野由悠季なんて有名人もいたりして、顔ぶれは様々です。疋田さんは、そのほとんどの人のところまで足を運んで直接額を手渡し、協力をお願いして回ったそうです。

つまり、この写真展、ただ映像を作品として見せるだけではなく、展示を作る過程から終了まで、いろいろな人とつながり、関わっていくことがコンセプトであり、そのコンセプト自体が一つの作品なんですね。
(そうじゃないかな、と私は思いました)
その人の輪を広げ、深めていくために、近頃話題のTwitterを活用して、制作の過程や開催中の様子をほぼリアルタイムで情報発信しているのもイマドキの仕掛で面白いところです。
写真展のタイトルは「NOT THE ONLY ONE」
ナルホドですね。

疋田千里写真展「NOT THE ONLY ONE」は14日(日)まで。
モヤイ像のあるJR渋谷駅南改札を出たところの西口バスターミナルから三宿バス停下車で、徒歩スグ。
バスはいろいろ出ていますが、三軒茶屋を経由するバスならいいみたいです。

Switch(12:00〜21:00)
東京都世田谷区太子堂1-4-35 3F
03-3487-2153

会場はカフェなので、入場したらお茶とか頼んでくださいね。
ちなみに、疋田さんお見立ての美味しい紅茶を頼むと、ポストカードを2枚いただけちゃいます。

最後に重要な情報をもう一つ。
疋田さん、美人です!
(会場入り時間はココでチェックだ!)

【訂正】開催日が12日までとなっていたのを14日に訂正しました。

*****

石川もTwitter始めました。
コチラでつぶやいております。

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by fukei-kaoru | 2010-03-10 16:40 | 人・写真家

ディック・フランシス死す

今朝、通勤の電車内で、側に立っていた人の新聞が視野に入り、
そこに書かれていた見出しに愕然としました。
ディック・フランシスが亡くなってしまった!

ディック・フランシスは、元チャンピオンジョッキーという異色の経歴を持つイギリスのミステリー作家。
その経歴を生かして執筆した、競馬の世界を舞台にした探偵小説で知られる人気作家でした。

今年1月には、ロバート・B・パーカーも急死しているので、私の好きな小説家のトップ2が、2010年に入って相次いで鬼籍に入ってしまったことになります。
ショックだ・・・・・・。
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by fukei-kaoru | 2010-02-15 11:32 | 人・写真家

新しい名刺と、吉村和敏さんの写真展

最近、名刺のデザインを新しくしました。
正確には、名刺の他に、封筒なども含めて弊社のVI(ヴィジュアル・アイデンティティー)を一新したのです。
新しいVIは、『風景写真』のアートディレクターの工藤強勝さんに手がけていただいたもので、シンプルな意匠の中に、弊社や『風景写真』のアイデンティティーが込められていて、大変気に入っています。
今週初めに、新しい名刺が納品され、初めの一枚を誰に渡すことになるのか、密かな楽しみにしていました。
ところが、こういうときに限って名刺を渡す機会がないんですよ。
特に出かける用事もなく、かと言ってお客さんが来る予定もなく……。
一昨日、突然の来客があったのですが、親しい方でしたので、今さら名刺をお渡しするのも何ですし。
で、その方と一杯呑みに出かけることになったのですが、良い気分で呑んでいると、隣の客が話し掛けてきて、なんだかんだと盛り上がっているうちに「名刺をもらえませんか」と。
(え〜〜〜っ・・・・・・)
というわけで、私の新デザインの名刺、最初の一枚は、行きずりの酔客の手にわたってしまいました。
失態・・・・・・。

ところで、今日から、富士フイルムフォトサロン東京で、吉村和敏さんの写真展が開催されています。
実は私、この写真展にほんのちょっとだけ(本当にほんのちょっとですが)かかわっており、初日を楽しみにしておりました。
写真集であらかじめ作品は見ていたのですが、会場でプリントを拝見すると、まるで別物でした。
写真集の印刷も美しく仕上げられていましたが、展示されているプリントには、プリントだからこその味わいがあるのです。
上記のリンクからホームページで作品を見た方にも、「実物はまるで違う」と申しあげておきたいと思います。
自然な奥行き感と立体感。生々しい質感。湿り気まで伝わるような空気感。そして、くどくなく、それでいて切り立つような色彩美。
さらに特筆すべきは、この写真展の作品はすべて、4×5判にネガフィルムで撮影された銀塩プリントなのです。
決して「絵になる風景」を狙って撮っているわけではないのに、そこには確実に美しさが存在する。プリントの美しさとともに、新世代の風景写真の潮流が感じられる写真展として要注目です。
11月5日(木)まで。

風景写真11-12月号好評発売中!
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by fukei-kaoru | 2009-10-30 21:03 | 人・写真家

プロ意識

先日、お会いしたある写真家から、ちょっと面白いお話しを聞くことができました。
その人は、ここ数年、ある地域に集中して取り組んでいるのですが、自分の作品をチェックする手段の一つとして、地元の子供たちに作品を見てもらっているそうです。
子供たちの批評は実に面白く、時にはハッとさせられることもあるそうですが、中でもある作品についての指摘にショックを受けたと言います。

それというのは、夜空を長時間露光で写して星の軌跡を捉えた作品。星の軌跡を風景と絡めて、時間の経過を表現することを意図したものでしたが、子供たちはキョトンとして「なにこれ?」
星であることを説明すると、「星空はこんなんじゃない」とバッサリ切り捨てられてしまいました。
驚いて、大人たちにも見せたところ、子供たちと同様の反応。
写真表現としてはありふれた手法が、見る人によってはまったく理解されていない場合もあるという現実に考えさせられるものがあったそうです。

もちろん、長時間露光で星の軌跡を撮る技法が、一概に悪いとは思いません。
そのような技法を用いた作品に秀作、傑作は数多くあります。
また、難しい技法を駆使して、思い描いた画像を得ることは、写真撮影の醍醐味の一つでもあるでしょう。
しかし、プロである以上、撮影の快感に酔ってばかりもいられません。思いを伝えたいと思っている相手のことを無視していては仕事が成り立たないこともあるからです。
「子供や素人の意見なんて・・・・・・」と無視せず受けとめて、そこからなにかを得ようとする姿勢に、プロの表現者としての意識を見た思いがしました。
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by fukei-kaoru | 2009-08-20 20:01 | 人・写真家

東京フォトグラファーズ・アンダーグラウンド2

風景写真Awardなどでプリントを制作していただいている
フォトグラファーズ・ラボラトリー代表の平林さんの写真展が開催されるというので、プレオープン日の昨日、出かけてきました。
場所は新宿歌舞伎町の、その名も“ゴールデン街”にある「こどじ」という飲み屋さん。
以前、「東京フォトグラファーズ・アンダーグラウンド」に書いたのは実はここのことでした。
そこにも書いたのですが、ここは写真関係者が集まることで知る人ぞ知るお店。
この夜も、某カメラ雑誌の編集長が来ていました。

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平林さんの作品は、普段『風景写真』で皆さんが親しんでいるのとは、少し異なる傾向のものかもしれません。
でも、優しくて、切なくて、見た目だけではなくて、そこから伝わる感情が美しい、私にはそんな写真に感じられました。

会期中、平林さんは毎夜会場に詰めていますので、展示作品を肴にディープな写真の話しに興じる夜を過ごしてみてはいかがでしょう。


平林達也写真展「白い花 IV」
2008年11月18日(火)〜29日(土)
19:00〜24:00
新宿ゴールデン街・酒場「こどじ」(地図にリンク)
新宿歌舞伎町1-1-9
TEL03-3205-1373
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by fukei-kaoru | 2008-11-18 19:50 | 人・写真家

写真展の開き方

先日、あるプロ写真家の方から「『写真展の開き方』、良いこと書いてますね」と、お褒めの言葉をいただきました。
今年1年、モノクロページで控えめに連載していた企画でしたが、こういうページをしっかり読んでいただいて、褒められるというのはうれしいですね。

あのページを読んで、実際に写真展の開催を決意されたという方からも、お手紙をいただいています。
私たちのささやかな呼びかけに、実際の行動で応えてくださる人がいるということに
本当に勇気づけられました。

皆さんのお褒めの言葉が私の原動力。
もっと、褒めて〜!(スミマセン……)
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by fukei-kaoru | 2008-11-14 23:46 | 人・写真家

「きれい」って言うな!?

田舎人さん、コメントありがとうございます。
なるほど、最後の一文は、そういう読み方もあるのですね。
深く読み込んでいただいてありがとうございます。

ちょっと話は違いますが、撮影ポイントと言えば、
京都の風景写真で有名な故・山本建三さんは、
作品の撮影ポイントを隠すということを一切しなかったそうです。
その理由は「みんなで撮ればええやないの」(関西弁)
もちろん、それは山本さんの広い心の現れだと思います。
しかし、私はそれだけではなく、おそらく山本さんは、
「同じ場所に行っても、同じ写真が撮れるわけがない」と自信を持っていたのだと思うのです。
それは、単に“場所”を撮っているのではなく、その時、その瞬間の状況、天候や光、風など、
一期一会の出合を撮っているからだと思います。

撮影ポイントは気前よく明かした山本さんも、
写真展で、誰もが自分の作品を見て「きれいですね」と言うのに怒ったと言います。
曰く、「あんたらは、僕の写真を観てきれいしか言うことがないんか」
聞きようによってはすごい台詞ですが、写真作家として、
風景の見た目の「きれい」を追いかけているのではない、という強烈な自負があったのでしょう。

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そんな山本建三さんの写真展「山本建三・京都」が
今、六本木の富士フイルムフォトサロンで開催中(10月2日・木曜日まで)です。
山本建三さんの京都風景写真の名作70点が美しいプリントで展示されています。
昨年12月に惜しまれつつ亡くなられた山本建三さんの作品が、
これだけまとまって展示される機会は大変貴重です。
ぜひ、ご覧いただきたいと、思います。

なお、会場におられるのは、写真左から山本建三写真事務所の
武田早代さんと武田洋子さん(山本建三さんのお孫さんと娘さん)、
そして、長年、山本さんのアシスタントを務められていた
山本一さん(右:日本風景写真協会・副会長)です。
みなさん、「きれい」とばかり言っても怒ることは絶対にありませんので、
安心して「きれい」を連発してください。
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by fukei-kaoru | 2008-09-29 17:54 | 人・写真家

求ム! 若き風景写真作家のタマゴ!?

お察しの通り、11-12月号の編集に追われていて、ブログの更新に手が回りません。いつも、見ていただいている皆さん、ホント、すみません……。

それはさておき、以前にある若者が写真を持ち込んできたときの話をしたいと思います。

その彼からは、事前に電話で申し込みがあったのですが、ぶっきらぼうで、あまり印象はよくありませんでした。
約束の日に編集部に来た彼は、大柄で茶髪、耳にはピアスをあけています。
表情も険しく、正直、「やっかいなのが来た」と思いました。
話を聞くと、彼はまだ写真学校に在学中で、卒業を控え、プロ写真家になる道を模索するため編集部を訪ねて来たといいます。
写真を見せてもらいましたが、数点、面白い作品はあるものの、お世辞にもまだプロ写真家として通用するレベルではありません。
正面に座る彼の表情は、「どうだ!俺の写真は」と言わんばかりに、まるで睨むように私を見ています。
「この手の、根拠のない自信を持った若いヤツはヤバイ!」
私の頭の中で、めまぐるしく脳内シミュレーションが走りだしました。

プランA「適当にお世辞でも言って返そうか……」
プランB「いやいや、俺も編集のプロ、ここはビシッと決めなければ!」
プランC「もし、右ストレートがきたら、左にステップして……」

結局最後は、辛うじて編集者としての良心が勝りました。
「残念だけど、今のレベルではプロになるのは無理。まずは就職して、経済的に安定した状態で作品を撮りためて、自信ができてからプロを目指しても遅くないよ」
その言葉を聞いたとたん、今にも暴れ出しそうだった彼の表情が一変し、二十歳そこそこの少年が姿を現しました。
どうやら、彼はものすごく緊張していたようなのです。

話を聞くと、彼はいつかはプロになりたいと思うものの、自分にその力があるかも、どうすればプロになれるかもわからず、かと言って、想いを残したままでは就活にも身が入らず、藁にもすがる想いで編集部に電話をしたのだと言います。
おそらくは、雑誌の編集部が自分のことをまともに相手にしてくれるのかさえ不安だったのでしょう。
少なくとも、現状が認識できただけでも、彼には大きな収穫だったようで、来たときとはうって変わり、笑顔で挨拶をして帰っていきました。

風景写真の世界には、一線で活躍する若い人が少ないのが現状です。
“若い女性”ともなると、それはもう、泣きたくなるくらい少ない。
(それはお前の願望だろう、ですって? いけませんか!)
それというのは簡単な話、皆さんも若い頃には風景よりも、もっと刺激的だったり、わかりやすいものに魅力を感じていたという人も多いのではないでしょうか。
それが年を積み重ねるに連れて、だんだん自然や風景の奥深さに惹かれていくものだと思います。
つまり、風景写真を始めるのが30〜40代。そこから世に出るまでには、早くても5年、10年はかかるでしょう。
大ざっぱですが、それが、風景写真の若手層が薄い理由です。

しかし、風景写真を志向する若者が、まったくいないかと言えば、もちろん、そんなことはなく、事実、福田健太郎さんや、深澤 武さんのように20代から活躍し、注目されている風景写真家もいます。
ただ、編集部という立場にいると、若い人(に限りませんが……)が写真の世界で活躍するには、写真の実力以外にも身に付けなければならないものもあると感じます。
(コネとか、そういうことではありませんよ!)
未知の世界で何をしていいかもわからないまま、道をあきらめている若者もいることでしょう。

正直に言えば、編集部の現状はとても忙しく、いつでも持ち込みOKという状況ではありません。
しかし、もし、真剣に風景写真作家を目指したい気持ちがあり、なおかつ、長期的な視野に立って努力をする意志がある若者なら、可能な限り時間を作ります。
意欲のある若い風景写真家のタマゴの連絡を待っています。

(連絡先は?ですって。それくらいは、『風景写真』を買って調べましょうね! ちゃんと相手のことを知ってから会うのも、プロとして生きていくのに必要なスキルですよ↓↓↓)

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by fukei-kaoru | 2008-09-25 22:37 | 人・写真家

川隅 功写真展「幸せな一会」開催中です!

東京六本木の富士フイルムフォトサロン東京で、『風景写真』9-10月号の巻頭を飾っている川隅 功さんの写真展「幸せな一会」が開催中です(*9月18日木曜日まで)。

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9-10月号に掲載された作品も多数展示されていますが、大伸ばしされたプリントは、誌面とは異なる迫力と味わいが感じられ、見応えのある写真展です。
誌面にも書かれていますが、「幸せの一会」(写真集&写真展)の全作品は、川隅さんが病気療養から復帰の後、取材期間1年で撮影されたものです。
このように書くと、“病み上がりの身体で”、1年間で写真展を開いたことがスゴイ、と思われるかもしれませんが、感嘆すべきはそこではなく、1年間で、“これだけの水準の作品をまとめたこと”です。
そこには、どこで、何を撮ろうか、という狙いはありません。
逆に何も狙わず、一期一会の出合を素直に受け止め、大切にフィルムに収めてきたからこそ、達成できたものだと思います。
川隅さんは、会期中、ずっと会場におられますので、会場に行かれた方は、ぜひ声をかけてみてください。とても気さくな方ですから、いろいろと興味深いお話を聞くことができると思います。

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by fukei-kaoru | 2008-09-12 21:34 | 人・写真家

前田真三・前田 晃写真展

明日から、六本木の富士フイルムフォトサロンで、前田真三写真展「絵模様」と、前田 晃写真展「見つめる木」が同時に開催されます。

e0041948_013656.jpg前田真三さんの「絵模様」は、印刷直前まで行きながら、ちょっとしたタイミングのずれから出版の機会を逸した“幻の写真集”を元に構成された写真展です。
従って、ほとんどの作品は、写真集の頓挫と共にお蔵入りしていた未発表(写真集・写真展において)作品であり、つまり、「絵模様」は、没後10年目の新作写真展と言えるものなのです。
亡くなって10年ですよ!
それで、未発表作品による写真展ができるというだけでもすごいのに、展示内容も、現代の風景写真の水準に照らして、十分優れたものです。
これほど見応えのある写真展は、そう多くないと言っても過言ではありません。

【会場には、“幻の写真集”「絵模様」の見本が、
アクリルケースに入れて
展示されていました】



一方、前田 晃さんの「見つめる木」は、本誌連載「一本の木」で紹介されているミズナラの木をモチーフとした写真展です。
同じ一本の木を撮りながら、季節感、光線状態、フレーミングに工夫を凝らし、一枚として似た印象の作品がありません。
それにより、一本の木のまわりで季節が巡り、木を主人公とした物語が展開していくのです。
写真集のタイトルが「木を見つめて」ではなく、「見つめる木」と、木の視点に立っている理由も、物語を意識してのものではないでしょうか。

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前田真三さんは、自身の撮影スタイルについて「風景を待って撮ることはしない。出合ったその時が最高の瞬間だと思っています」と語っています。これは、決して理想を述べたものではありません。それどころか、その姿勢を前田真三さんは“習慣”とさえ言っています。
風景を待つことなく、一つ一つの出合を大切にシャッターを切ってきたからこそ、膨大な量の作品が残り、没後10年を経て、新作による写真展が可能になったのです。

また、「絵模様」「見つめる木」は、それぞれプリント、額装の仕上げ方が異なっています。銀塩プリントの極致とも言えるプリント、額装の美しさも、これらの写真展の見どころです。
ぜひ、皆さんにご覧いただきたい写真展です。

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by fukei-kaoru | 2008-07-10 23:58 | 人・写真家


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