カテゴリ:風景写真( 37 )

ETCつけました

ETCの装着に助成がついて、おまけに休日には高速道路の通行料金が1,000円になる、ということで、我が愛車にもETC取り付けようと思ったら、どこも売り切れ。
大盤振る舞いは嬉しいのですが、生産、販売が追いつかないなんて、国のやることにしては、あまりにも無計画、準備不足だという気がしますよね。
そしたら、今朝、奥さんに叩き起こされて、「予約でETCをつけてくれるところがあるから、すぐに行ってきなさい!」と。
聞けば、ETC本体は無料で、5,000円ほどの工賃のみでつけられるとか。
二日酔いで、しゃっきりしない頭と身体を、どうにか動かして、出かけてみると、15分ほどで手続きが終了。
2週間ほどで機械が届いて、車を持ち込めば取り付けてくれるそうです。
確か、今月末までの取り付けが対象の助成だったと思いましたが、予約でもOKになったのでしょうか。
まあ、安く取り付けられたので、どうでもいいのですが……。
でも、この高速道路通行料1,000円は、休日に撮影に出かける風景写真愛好家には嬉しい措置ですね。
ちょっと、渋滞が心配ではありますが、今までよりも、遠くの撮影地にも行ってみようという気になりそうです。
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by fukei-kaoru | 2009-03-20 21:25 | 風景写真

風景写真の実演動画

ペンタブレットで有名なワコムのウェブサイトで、風景撮影や画像補整を解説する動画が公開されています。
萩原史郎さんや並木隆さんらが実演しながら解説していますので、なかなかわかりやすいと思います。
興味のある方は、ご覧になるといいと思います。
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by fukei-kaoru | 2008-12-18 09:57 | 風景写真

「閉じた世界」まとめ(的なもの)

前回の「閉じた世界」に、あれだけの反響があったこと、本当によかったと思います。いろいろなご意見があることがよくわかりましたし、私はそういうことが言いたかったのだと思います。
自分は気に入らない、好みではないという写真でも、いろいろな感じ方をする人がいて、それに感動している人もいます。少なくとも編集部としては、誰か受け取ってくれる人がいると信じて発信しているのです。
「好みではない」「わからない」というのは読者のご意見としてよくわかります。その声は編集部として耳をふさぐことはできないものです。
しかし、風景写真全般の発展を考えたとき、「それは風景写真ではない」と言って蚊帳の外に追い出そうとするのって、どうなんだろう?と思うのです。
そんな疑問があの記事を書いた動機でした。

自然系の写真で、風景写真と呼んでも差し支えない傾向の作風であっても、一部のアマチュア風景写真家の方からはほとんど評価されない、あるいは強烈な反発を受けるタイプの作品があります。
先人の築いた風景写真の価値観をよく理解し、なおかつ、深い見識と、作品を見る眼力を持つ写真作家が、審査員として「あの人は写真を観る力がない」と批判を受けることがあります。
思い掛けず「お寺の写真」がクローズアップされてしまいましたが、話しは「お寺の写真はダメ」とか「自然中心であればいい」というような単純なものではないのです。
もちろん、皆さんがすべてそうだと決めつけるつもりなどありませんが、多くの読者の声が集まる編集部にいると、一部のアマチュアの間で、かなり風景写真観が狭く、頑なになっていると感じるのは確かです。

話しは少し変わりますが、アマチュア写真家の皆さんとお話しをしていると、「自分たちのクラブに、もっと若い人にも参加してもらい、風景写真の素晴らしさを伝えたいのだけど……」という悩みをよくお聞きします。
私も風景写真の“高齢化”は深刻な問題だと思っています。(もちろん、先輩方を切り捨てて、若い層の読者を獲得したいという意味ではありません)
しかし、「あれはダメ」「そんなのは風景写真ではない」という空気では、なかなか若い人には魅力的な世界には感じにくいのでしょうか。
今、多くのアマチュア写真家が撮っているような自然風景の素晴らしさを理解し、写真に表現することができるのは、皆さんがそれなりの人生経験を経て、物事の見方、感じ方を深めることによって獲得した素晴らしい感覚があるからだと思います。
中には若くして、その感覚を理解できる人もいますが、やはり、新しい世代の人に風景写真の素晴らしさを受け継ぐには、「こっちに来い」だけではダメで、彼らのところに近寄って、まずは彼らの好きなもの、撮りたいものを認めてあげる気持ちも必要ではないでしょうか?

短歌の世界に俵万智さんが現れたとき、一部には彼女の作品を邪道と見なす人もいたようです。
しかし、俵さんの作品は短歌を詠まない人にも幅広く読まれ、その裾野を大きく広げたことは事実だと思います。
それは「詠む人」から「読む人」へのブレークスルーだったのではないでしょうか。
現状の風景写真は、「撮る人」から「撮る人」への状況に近いものがあります。
風景写真の世界に俵万智さんが現れたとき、はたして、私たちは受け入れることができるでしょうか。
日本のアマチュア風景写真家のレベルは総じて高く、私はアマチュアの中から「撮る人」から「観る人」へのブレークスルーを起こす人が現れる可能性は十分にあると思っています。
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by fukei-kaoru | 2008-11-27 14:19 | 風景写真

閉じた世界

以前から気になっていることなのですが、風景写真は、ある意味で「閉じた世界」に向かおうとしているのではないかという気がしてなりません。

11-12月号の口絵ページの構成について、ある読者から「お寺の写真ばかり載せるとはどういうつもりか。もう二度と読まない」というご意見をいただきました。
9-10月号のfinderで取り上げた、「記録か、芸術か」についてのご意見などからも感じられますが、“自分たちが撮りたい傾向の風景写真しか認めたくない”という空気が、一部にではあっても、確かにアマチュア風景写真の世界に漂っていると感じます。
相も変わらぬフィルム派とデジタル派の反目も、見方によっては“自分が撮りたいものしか認めたくない”という感情のあらわれと言えるかもしれません。

『風景写真』も、プロ風景写真作家も、アマチュア写真家の皆さんに支えられている以上、皆さんが望まない傾向の作品を出し続けることは難しいと言えます。
「自然風景でなければ」「お寺の風景なんて」「人物は入れないで」「フィルムなんてもう古い」「デジタルなんて写真じゃない」
“自分たちが撮りたい傾向の風景写真にしか興味がない”というアマチュア風景写真界の空気が、じわじわと風景写真の幅を狭め、結果的にこの分野をマニアックな世界へと押し込めようとする力になっていることは否めないのです。

しかし、写真を撮らない一般の鑑賞者にすれば、被写体がお寺でも、自然風景でも、あるいは昆虫や動物などの命のある風景でも、それが美しく、心に触れるものであればなんだっていいのです。
ましてや、写した機材がフィルムか、デジタルかなんて、まったくどうでもいいことです。

例えば、絵画を鑑賞するために美術館に足を運ぶ人が、みんな画家かというと、おそらくそんなことはないと思います。
では、写真展はどうかと言うと、企画、内容にもよりますが、一般的に来場者に占める写真家の割合は、美術展に比べるとかなり高いと思われます。
ごく単純化して言えば、それは撮る側も、観る側も写真家という、写真家の中だけで完結している「閉じた世界」です。

出版界にあっても風景写真のハウツー本や撮影地ガイドなどは比較的よく売れているようですが、それに比べて写真集で成功しているものは限られるという話しを耳にします。
このことは、風景写真を撮りたい、風景写真がうまくなりたい人は大勢いるのに対して、純粋に作品を観たいという人が少ないことを示してはいないでしょうか。
もちろん、現実はそんなに単純ではないかもしれませんが、撮る側も、観る側も写真家という構図は、すでに皆さんも実感する場面があるものと思います。

私は皆さんに何でもかんでも撮ればいいと勧めているのではありません。
ただ、もう少し、柔軟に写真を観て、評価する意識を持たないと、それは気付かないうちに自ら作品の行き場をなくすことにつながっていると知っていただきたいのです。
風景写真の世界の中だけで、あれはダメ、これもダメなんて言っている場合ではありません。
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by fukei-kaoru | 2008-11-20 13:16 | 風景写真

なめんなよ!

ご無沙汰しております<(_ _)>
最近、ちょっとこのブログを更新し続ける気力が萎えています。
と言っても、深刻な理由があるわけではなく、単純に忙しいのと、
ネタがないというだけです。
しかし、ブログを更新せずにいることが皆様に申し訳なく感じて、ストレスになってきているのも事実。
やめるつもりはないのですが、しばらくは自分のペースで無理なく続けていきたいと思っておりますので、どうか気長にお付き合いください。

話は変わりますが、最近、風景写真作家の前田 晃さんから、
こんなお話しをうかがいました。
「父、前田真三は、ハッセルブラッドを使いこなすには、少なくとも1,000本は撮り込む必要があるとよく言っていました」
これは、ハッセルというカメラが難しいという意味も多少は含まれていると思いますが、
“風景写真に必要な技能を身に付けるには”それくらい経験を積まなくてはならない、ということを語っているのだと思います。

1,000本と言えば120フィルムで12枚撮れるとして12,000カット!
1日2本、休まず撮り続けたとしても1年5ヶ月近くかかる計算になります。
もちろん、一応、作品としてフレーミングを決めてシャッターを切ったもの、という意味ですから、段階露光とか、意図があやふやなまま撮ったバリエーションカットは、カウントに含めないと考えた方がいいでしょう。
かの前田真三でさえ、これほどまでに時間をかけて、風景写真の技能を鍛える努力をしていたとは、少々驚きでした。

風景写真は間口がとても広くて、誰にでも楽しむことができますし、その気になればどこまでも奥深く追求していくこともできます。
スポーツと違って、比較的高齢から初めても、才能が花開くことがありますし、女性も男性もまったく対等に活躍できます。
そういう意味では、やる気がある人には誰にでも門が開いている分野と言えるでしょう。

かと言って、それは誰にでも容易く表現の高みに辿り着けるという意味ではありません。
まして、プロを目指すとなると、他の分野と同じく、努力と才能と運を総動員しても、なお険しい道が待ち受けているのです。

なんだか最近、プロ風景写真作家になることをすごく甘く考えている人の話を聞くことが度々あって、正直言いたい。
「なめんなよ!」

一つの道を追求していくことの厳しさを甘く見ているということは、結局、その道に対する愛情や敬意が足りないということです。
それは、楽観的であるとか、プラス思考というのとは、ちょっと意味が違うと思うのですが。
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by fukei-kaoru | 2008-11-13 21:56 | 風景写真

マーガリンの後ろにハンバーグ!

私は冷蔵庫の中からものを探すのがものすごく苦手です。
それはもう、絶望的なくらいに探せない。
マーガリン、マヨネーズ、ドレッシング、ロースハム……
(なんで、脂っぽいものばっかり?)
何一つとして見つけることができません。
「そこにあるでしょ!(怒)」と指さされると、アラ不思議!
今まで何もなかったところに、突然マーガリンが姿を現すのです。
もちろん、そんなわけはありませんね。
それは最初からそこにあったわけで、全体を見回しているようで、
実はごく狭い範囲しか見ていないだけなのです。
言い換えれば「見ようとしていない」のだと思います。

『風景写真』9-10月号の「finder」に書いた一文(記録か、芸術か?)に、
思っていたよりも反響があって、ちょっとびっくりしています。
あそこで言いたかったのは、記録か、芸術か、なんてことはホントはどうでもよくて、
写真に関する視野とか、意識を広く、というか柔軟にもってみては?ということなのです。
「記録写真は芸術ではない」と決めつけてしまうと、そこから先にあるものは何も見えなくなってしまいます。
そう、冷蔵庫の中のマーガリンのように、あたかもそこには何もないかのように見えなくなるのです。

「風景写真には人物を入れてはいけない」
「人工物はダメ」
「デジタルは写真じゃない」
「フィルムなんて時代遅れだ」
読者の皆さんからのご意見を拝読していると、なんと“決めつけ”の多いことか。
もちろん、主張を持つのは悪いことではないのですが、ただ、もったいないと思うのですよ。

例えば、前田真三さんは人物や人工物を風景の中で扱うのが抜群に上手い作家で、
そこには風景写真の画面構成の極意の一つがあると私は思っています。
自分の作風には、人物、人工物は不要と考えるのはもちろん自由ですが、
それ自体を「風景写真と認めない」という意識では、
おそらく、本当の意味で前田真三さんの作品を読み解くことはできないでしょう。
少なくとも、絶大な支持を受けた風景写真の先人の作品を理解できないというのは、
風景を撮る者としてかなり損をしていると思いませんか?

ちょっと意識を変えて見ると、今まで見えていなかったものがいっぱい見えてきます。
マーガリン、マヨネーズ、ドレッシング、ロースハムも。
「マーガリンなんて、いらないよ」ですって?
まぁ、そうおっしゃらずに、もう一度よく見てくださいよ。
マーガリンの後に隠れて、ほら! 美味しそうなハンバーグが(*^o^*)
だからなんで脂ものなんだ!

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by fukei-kaoru | 2008-09-27 21:06 | 風景写真

風景写真を解放せよ!?

“おばさま@北海道・大沼公園”さんのコメントがツボにはまりすぎです。
私も同じような経験を何度もしていますが、そういうオジサンが鬱陶しくて、写真を撮りに出かけるのが嫌になる人もいるので笑い事ではありません。ホント、オジサンって迷惑ですよね。

ここでいうオジサンとは、必ずしも中高年の男性、という意味ではありません。オジサン的な感性の持ち主って、男性にも女性にも、若者にもいますよね。反対にオバサン的な男性もいます。
写真に限らず、世の中でいったいどれくらいの人がオジサンのために無駄なエネルギーを費やしていることか。
厚生労働省の試算によると、オジサンに起因する社会的なエネルギーの損失は、GDPにして年間1兆円にもなるそうです。
もちろんウソです。

オジサンは、自分の成功体験や苦労話、蘊蓄、ときには主義主張などを語るのが大好きで、いつも、“語れる機会”をうかがっています。しかも、(よく言えば)世話好きなので、“困っている人”を見ると放ってはおけません。ここぞとばかりに、“正しいこと”を教えてくれようとすることは、皆さんも社会生活の中で経験されているのではないでしょうか。

また、オジサンは、物事を単純化して理解しようとします。というより、単純にしか理解できないので、なんとなく真理をついてるっぽいワンフレーズでものごとを決めつけようとします。
「デジタルの写真は記録であって作品ではない」なんて、その典型と言っていいでしょう。
他には、「男は酒くらい飲めないと、仕事ができない」とか、ちょっと疲れた表情の女性を見ると、すぐに「○○ちゃんは、夜遊びのし過ぎ」と言ってしまうのも、よくあるオジサン的な決めつけですね。

要するに、“おばさま”さんが経験した不快な出来事は、写真がどうとか、デジタルがどうとかいう問題ではなく、世にはびこるオジサンの問題なのだと思います。
ある意味、『風景写真』という雑誌の真の目的は、風景写真をオジサンから解放することにあると言ってもいいでしょう。(えっ!そうだったの?)
しかし、帝国軍……じゃなくてオジサンたちの勢力は、皆さんが考えている以上に強大で、「もしかして、アマチュア写真界では“オジサン”の方がマジョリティー?」と思えるほどです。
でも、実際には、たぶん声が大きくて、目立つだけなのでしょう。

もしも、風景写真を楽しむことを通じて、物事はオジサンが思うように常に答えは一つではないとか、人は誰しも同じではなく、出合の瞬間に受ける感動は人それぞれだということ、あるいは創作は自由の上に立っていることなどを理解するオジサンが少しでも増えたら、世の中もっと素敵になると思いませんか。
“風景写真をオジサンから解放する”は、あながち冗談でもなかったりして。

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by fukei-kaoru | 2008-09-11 11:21 | 風景写真

写真一筋!!!

先日、本誌で「命のある風景」を連載中の福田幸広さんが、打ち合わせのため来社されました。
福田さんと言えば、9-10月号の「それが問題だ!」での「写真一筋!」的な回答が、編集部の周辺では結構話題になっています。
中には、福田さんの回答に影響を受けて、「自分もそうあらねば!」と決意してみたり、「自分には無理かも……」悩んでみたりと逡巡しているプロもいたりして。
かく言う私も、「福田さんに比べたら、まだまだ編集者としての打ち込みが足りん!!!」と反省したりしているわけです。

そんな福田さんですが、今回の「それが問題だ!」の回答をだけを読むと、星一徹のような頑固で厳しい人を想像するかもしれません。
しかし、ご本人はとても物腰の柔らかな、落ち着いた雰囲気の方です。
打ち合わせが終わり、雑談になると福田さんが、いつもの落ち着いた口調で、ある撮影地のことを話してくれました。

福田さん「○○(地名)はね、ヤバイんですよ……」
石川「何がヤバイんですか?」
福田さん「あそこは、駐車場のすぐ側に海があって、そこでは簡単にイカが釣れるんですよ」
石川「へぇ〜、釣れたばかりのイカって美味しんでしょうね」
福田さん「3杯も釣れたら、夜のおかずはそれだけで十分。その場で自分でさばいて食べるんですが、むっちゃくちゃ美味しいですよ」
石川「いいですねぇ〜。私も行って(食べて)みたい! でも、それの何がヤバイんですか?」
福田さん「美味しすぎて……。夕食に合わせてイカ釣りの時間を考えると、そわそわしてしまって。結構早い時間に『これ以上行くと、イカ釣りの時間に間に合わない』とか思って、引き返したりして。写真家として、それはヤバイですよ……」

あれっ? 撮影より釣り優先?と思ったあなた!
決してそんなことはありません。
現地に長期間、車中泊で滞在して取材を続ける福田さんにとっては、撮影地で“暮らす”ことも撮影の一部なのですから。
でも、正直、ちょっとだけ安心しました。

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by fukei-kaoru | 2008-09-10 18:09 | 風景写真

デジタルカメラは上達が早い?

「デジタル一眼レフカメラで写真を覚えると上達が早い」という話を時折耳にします。
その理由は、デジタルなら撮ったその場で画像をチェックでき、しかも、フィルムや現像の費用がかからないので、好きなだけトライ&エラーを繰り返すことができる、というところにあるようです。

しかし、実際に写真を教えている写真作家たちは、必ずしもそのように考えてはいるわけではないようです。
ある写真作家は、指導している生徒さんの一人に「あなたはデジタルをやめて、しばらくフィルムカメラで撮りなさい」と指導したそうです。(もちろん互いの信頼関係があっての助言で、決して無理強いをしたわけではありません)
その生徒さんは、定年後デジタル一眼レフカメラで風景写真を始めたのですが、なかなか納得できる写真が撮れなかったのが、先生の教えに従って、フィルム一眼レフカメラを購入し、それで撮るようになってからは、見違えるように上達したそうです。
アナクロ的と言われるかもしれませんが、失敗がリセットできないという緊張感の中で、考え、工夫をすることが上達を早めるということは確かにあると思います。

誤解しないでいただきたいのですが、私はこのエピソードを語ることで、フィルムカメラの方がデジタルカメラより優れているということが言いたいわけではありません。
いかに便利で優れた機能であっても、使い手次第で、良い写真を撮ることにつながらない、場合によっては、上達を遅らせることがあるということなのです。

よく言われることですが、風景は動いています。刻々と変化する風景をファインダー(または肉眼)で確認しながら、その状況に応じたフレーミングを決め、シャッターを切った瞬間に作品は完成します。
じっくりと、何度もモニターで画像を確認しながら撮れる状況もあると思いますが、二度とはない“瞬間”を見極め、シャッターを切るのが、写真を撮るという行為の本質であるはずです。
結局、そこにデジタルもフィルムも違いはないと思うのですが。

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by fukei-kaoru | 2008-09-04 22:05 | 風景写真

女性風景写真作家

ちょっと、更新の間が空いてしまい、申し訳ありませんでした。
珍しく、休暇をいただいたり、その前後も忙しくしており、つい、滞ってしまいました。

昨夜のオリンピック、ソフトボールの日本対オーストラリア戦はすごかったですね〜。
勝った瞬間には、久しぶりにテレビに向かって叫んでしまいましたよ。

アテネの時も感じたのですが、この北京オリンピックも、日本は女子選手の活躍が目立つような気がします。
風景写真の分野でも、昨今は女性作家が頑張っています。
9-10月号では、第15回前田真三賞の結果が発表されていますが、受賞者は、二人目の女性受賞者となる安念余志子さんでした。
一人目の女性受賞者は、米美知子さんで、前田真三賞受賞以降のご活躍は、皆さんもご存知のとおりです。
昨年の本誌フォトコンテストでグランプリを受賞したのも、女性作家の深水佳世子さんでで、3位には林幸恵さんと、年間ポイントランキング・ベスト10中(同点を含め11人)、なんと4人が女性でした。

おそらく、フォトコンテストの応募者中、女性の割合はまだ二割に満たないと思いますが、今後、ますます増えていくのではないでしょうか。

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by fukei-kaoru | 2008-08-21 18:17 | 風景写真


『風景写真』11-12月号発売中です


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